レーザー溶接（超精密肉盛り溶接）

 レーザー溶接

 一般的に、溶接というと異なる部材同士を継ぐ技術を連想しますが、肉盛溶接は溶接の特徴を表面処理技術として応用する手法です。 

レーザー溶接は電気溶接とは異なり瞬間的に超高温のレーザー光にて溶接棒を溶着させます。 

メリットとして、 

① 母材を溶融させないため、母材への熱影響を最小限に抑えることができる。 

② 使用する溶接棒がφ0.15～と、超精密溶接が可能。 

③ 銅+鉄、銅+ステンレスなどの異種金属の溶接も可能。 

があげられます。 

金型業界、医療器などの精密部品、宝飾品など様々な分野で重宝されています。 

TIG溶接

 TIG溶接とは、電気を用いたアーク溶接方法の一種です。Tungsten Inert Gasの略でTIGといいます。 

溶接と聞くと火花が飛び散るイメージをもたれがちですが、TIG溶接ではそのようなことが起こりません。 

ステンレス、アルミや鉄のほか、さまざまな合金鋼の溶接に応用できます。